勤務医と開業医について

勤務医と開業医

勤務医と開業医の違いの一つに気持ち的なものがあります。
様々な資格がある中で開業できる資格は限られます。
それだけに、
お金と苦労をかけて国家試験に合格したなら夢は自分の城を持ちたいと思うはずです。
自分の医院だと、とにかく自分の思う通りに治療ができます。
勤務医だとそこの医院の治療方針があり、自分の方針と違うこともあります。
そのようなストレスは無くなりますが、
自分で一から開業すると自分でやらなければならない事が多くなります。
例えば、事務処理です。
カルテは勤務医も変わりませんが、
医院または病院の規模にもよるかもしれませんが、
レセプト(診療報酬証明書)の作業、
他には会計処理(確定申告や従業員の給料、運営費など)を1人でしなければなりません。
レセプトや人件費などは毎月の作業になりますのでかなりの負担になります。
月末や月初には患者さんの事だけを考えるだけではいかなくなるのです。
経営がうまくいっていれば問題はありませんが、
経営が行き詰まっていたりすると、さらなるストレスが溜まってしまいます。
しかし、悪い事ばかりではありません。
それは、年収です。
勤務医の場合ですが、
これは経験や場所にもよって変わりますが平均の月収は30万~50万円ほどでだいたい、
年収は450万~800万円ぐらいになります。
これが、
開業医になると経営の仕方によって様々なのですが
うまく経営をされている先生であれば年収1000万は珍しくありません。
これは、あくまでも経営をうまくできる人に限ります。
最近は歯科医院も増えてきているので、
出来るだけ早くに開業し軌道にのせ、保険治療はもちろんですが、
保険外治療を常に勉強して技術を修得して行くことも大切だと思います。